忘れられた囚人と看守
[第1章 日常](1/12)
特別監視刑務所。
通称T.K.K。
大罪を犯した者が辿り着く末路と言ってもいい。
まさに地獄。
このT.K.Kに収容された受刑者の中に何人舌を噛んで自殺した者がいるのやら…。
死んだ方がマシだと思うくらいこの刑務所は辛く、厳しい。
地下に設計され、セキュリティも万全のため、脱獄者は未だに0である。
看守も一部屋1人ずつ配置されている。
受刑者達の部屋はかなりの間隔をおいて設計されている。
受刑者達が話し合って変な気を起こさないためだ。
そして、そんな俺もこのT.K.Kに収容されている受刑者の1人だ。
- 1 -
前n[*]|[#]次n
⇒しおり挿入
⇒作品レビュー
⇒モバスペBook
[編集]
[←戻る]