彼は私の名前が好きなんです。
[今、とてつもなく不機嫌です。*苺side*](1/11)
私の名前は野崎苺。

歩いて30分かかる春波高校に通っているごくごく普通のJK。


だけど私は只今、とてつもなく機嫌が悪いのです。


理由は簡単。


目の前を歩いている、イケメン王子こと斎藤一夜が彼女である私に対して、無感心で冷たくてろくに構ってくれないから。


けど一夜はなんとかなりの甘党。


クレープにメープルシロップは当たり前。


カレーライスは甘口の超筋金入りの甘党くん。


それに彼は私が好きなんじゃなくて、イチゴが好きなんです。


だから私。
あーあ、やってらんない。


とか思っちゃうけど、私の初恋であり初彼だったりする。


だから大切にしたいよね?


それにこんなに文句ばっかり言ってるけど、私一夜のことが大好きなの。


名前だけでも一夜の好みでよかったって心から思ってる。


だから構ってくれないのは許してやらなくもない!





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