不思議な話
[ことだまたまり](1/4)

 朝まで一度も目を覚まさず寝ることのない私が、眠気に耐えられず、お昼寝をした時に見た夢の話。

 時は夜、舞台は実家の居間。
父、母、妹、私がいて、妹は寝ている。

 「二時から“ことだまたまり”があるから、少し寝ておこう」

と言う父に賛同する母。

「“ことだまたまり”って何?」

「その人のことを教えてもらえるらしいよ」

“署名”したら、“ことだまたまり”を受ける権利をもらったと、母が教えてくれた。

「“ことだまたまり”って、どうするの?」

「背後霊に話を聞くらしいよ」

「イタコみたいな感じ?」

「違う!」

と、母はバッサリ。







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