大きな恋のうた
[誤解](1/10)
彼は店を出ると、寒空の夜道を自転車で走っていた。

コニーからメールが来るだろう。
しかも、コニーが寝る前に。
確信がある。
届くのが彼が寝た後であればと願う一方で、それは問題の先延ばしに過ぎないことを彼は知っていた。

とはいえまあ案じても仕方がない。
メールが入って来ても死にはしない。

前向きな気持ちになれた彼は、コニーの眼下から解放された、つかの間の安堵感に浸りながら、自転車を飛ばしていた。

- 23 -

前n[*][#]次n
/32 n

⇒しおり挿入


⇒作品艫激rュー
⇒モバスペ脾ookト

[編集]

[←戻る]