交換条件は、愛鍵とキスと
[たった一つの約束事](1/140)
└『はにぃどろっぷ』琴音×音弥




二ヶ月前。

私が恋に堕ちたのは、7つも年下の


……生徒だった。






その彼と約束した、たった一つのこと。


それは、

“二人っきりで、音楽室で会うのはやめよう”

ってこと。


彼を守りたいから。
彼と一緒にいる未来を築きたいから。

……私達の関係は、誰からも認めてもらえるものじゃないって、分かってるから――。



分かってる。
頭の中では分かってても、人を好きになるということは理屈なんかじゃどうにもならない。

“本当の恋”っていうものは、頭よりも先にカラダが動くものなんだ。


好きっていう気持ちには、嘘なんて吐けなくて。

だから彼の胸に飛び込んだ。


私、後悔なんてしてないよ。

自分の全てを掛けてもいいくらい、音弥を愛してる。


誰よりも、何よりも、

大切な存在なんだ――。









- 1 -
前n[*]|[#]次n
/142 n

⇒しおり挿入

前作⇒『はにぃどろっぷ
番外編⇒『はにぃ&交換条件《クリスマス番外編》


⇒作品レビュー
⇒モバスペBook

[編集]

[←戻る]