拾われた彼

§[朝ご飯が出来ましたよ](4/4)


「菊世の朝ご飯……うまかった…」

そう言われ、私は俯きながらありがとうと呟いた。



今は学校へ登校中なのに私の顔は容赦なく熱を帯びる。
通行人に見られてしまってるのか……



そんな事を考えていると上から樹紀の意地悪そうな声が聞こえた。



「菊世、俺に褒められたかったんだ?」


そう言われ、私はまた赤くなってしまう。

「そ、それは…さっきのは言葉の過ちと言うか……」

しどろもどろで今自分が何を言ってるのか見失いそうだった。



「菊世。
俺はお姉さんに妬いた。
だから今、すげー菊世に触りたい。」




………はい!!?
どういう口実よ!!?






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