ハイスクール・シーフ



そして‥(1/2)




次「――と言うわけで、今回も盗みは成功しました!」


次の日、学校で改めて駿一に報告した。
すると、駿一はため息をつきながらオレに言った。


駿「お前の腕を疑っているわけじゃなねえけど、こうして考えると、怖いな」


次「何が?」


駿「お前がミスって捕まんじゃないか――とかよ」


まさか‥‥‥心配してくれてんのか‥‥‥?


駿「お前が捕まるとか、お笑いにしかならないから」


素直に心配してるって言えばいいのに‥‥‥。


坂「ねえ、浜‥‥‥」


駿一と話していたら、坂本が来た。
その顔はなんか‥‥‥うん、複雑そうな顔してる。


次「なんか用か?」


坂「うん‥‥‥ちょっと‥‥‥」


坂本は駿一をチラッと見てから言った。
なんだろ?


次「場所、変えるか?」


坂「‥‥‥うん、永田も来て?」


駿「‥‥‥わかった」


駿一は何を話すのかわかっているのか、立ち上がってオレ達と屋上に来た。


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