あのね、ずっと、


あのね、ずっと、 (2/2)






ピーーーーーーーー


『悠里!悠里!悠里!』


泣き崩れる俺。

まるで寝てるかのような顔で
悠里はベッドに横になっている。



悠里はいってしまった。
俺の手の届かないところへ。




悠里が遠くにいってから数日後。

〜♪〜♪〜♪

驚いた。
この着信音は悠里専用。

悠里がいない今、
悠里の携帯からメールが
来ることは有り得ない。

それなのに、なんで?


開くと、やっぱり悠里からで。


――――――――――――
受信メール:佐々木悠里
――――――――――――

遥希がこのメールを見てる
ってことは、あたしはもう
この世にはいないんだね。

遥希、泣かないで?
あたしは遥希の笑顔が
大好きだから。ね?

遥希、ごめんなさい。
あのとき…あんな風に
言うつもりはなかった。
ただ、羨ましくて…
八つ当たりだった。
ずっと謝りたかった。
本当にごめんなさい。

どうしても謝りたくて
このメールを書いたの。

本当にごめんなさい。
でもありがとう。
遥希がいてくれたから
あたしは生きていれた。

どうか、あたしの分まで
幸せになってください。


あのね、ずっと、

―――――――――――


メールはここで終わっていた。


なんだよ、あいつ。
悠里とじゃなきゃ幸せになんか
なれねーだろうが。


『ったくー…』


涙が止まらなかった。


『ずっと、の次なんだよ。
なあ、悠里。
ずっと、はこっちのセリフだよ。』


悠里のお気に入りだった、
俺があげたネックレスに声をかける。




『ずっと、ずっと、好きだ。

これからも、ずっとな。』



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