★第二章★
みんなの前で (1/14)
「じゃ、今日よろしくね。すぐ準備するから、ここで待っててね」
「真美、ありがとう!」
牧田さんと透也は、上機嫌でミーティングルームを出て行った。
「はぁ……」
結局、引き受けてしまった。
中性的で愛らしい顔立ちをした透也に、うるうるした瞳で頼まれると、どうも断れない。
(だって……やっぱり透也可愛いんだもん)
おそらく牧田さんはそれを計算に入れて、透也を同席させたのだろう。
(どんな製品なんだろ。それに、透也も別の製品試すって……)
透也がみんなの前でアダルトグッズを使って感じている姿を想像すると、ドキドキしてくる。
(やだ……私、やっぱり変態なのかな)
- 6 -前n|次nし お り
⇒作品?レビュー
⇒モバスペ?Book?
戻る