10[さァちゃん](1/9)
リカside
「リカ?ちゃんと話出来たのか?」
さァちゃんが帰った後、仕事に出かけるママと入れ替わりにやって来たヒロトとともママが作った夕飯を食べてる私にかかった言葉。
「話せたよ」
そんな一言に『そうか。良かったな』と笑うヒロト。内容を深く追求してこない…それがヒロトの優しさ。
「ヒロト…愛ってどんなものって聞かれて答えられる?」
バスルーム…後ろから抱き締めるヒロトに質問。
「愛?答えって言われてもなぁ…言葉で『愛してる』って言っても、伝わるかなぁ〜?口だけって思われたらそれまでだしな。
心の中にどうやって入り込むかだなぁ…口で説明なんて無理〜だから俺は体で教えてやるよ。」
「ひゃうっ…もうヒロト…」
いきなりの後ろから両胸を包み込むヒロトに驚きを変な声が出ちゃったよ…。
「リカ?…」
優しく呼ぶ声にヒロトの方へ顔を向けるとそっと唇が触れ……徐々に激しく啄むようなキスへと変わる。
胸全体を包み込んでいた掌が次第に弧を描き…指先が先端の突起を捉え…キュッと力を入れられ身体に痺れが走る。
「きゃっ、あぁっん…はぁー」
ヌルりと口内に入ってきたヒロトの舌が歯列をなぞりながら、見つけ出した舌に絡まり吸い上げられた。
「ちゅっぱっ…はぁ、あっ」
どちらのものかも分からない唾液が首筋を流れ落ちた。
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