モブ側ラブストーリー
[薄汚れ奴](1/10)


里山と付き合えたら、私、勝ちじゃね?
えりちゃんに勝利ってことじゃね???


「最アンド低かよ、アンタは」


マリコに思ったことをそのまま、まるっとそのまま伝えた。
すると返ってきたのは、最アンド低の言葉。


「え?なんで?告白しよっかなってそれだけじゃん」

「いや……、馬鹿か。まあ馬鹿だけど、私の予想を上回る馬鹿か。」


ちょっと、箸で私を指すのは良いけど馬鹿呼ばわりはやめてくれ。


「朝日のこと好きだった時の方が全然良い馬鹿だったわ、今は悪い馬鹿」

「馬鹿に良し悪しがあんの?」


今、食堂でカレーうどんを啜ってるマリコがなぜこんなにも呆れた表情をしているのか、私には分からない。

勝算あるなら告白しても、別によくない?駄目?


「今の考えのまま告白したって、里山さんに失礼なだけだから」


そう言い放って、マリコはカレーが付いた箸で私の唐揚げをぶっ刺して、それをそのまま口へと運んだ。


「って、おい!私の唐揚げ!!」


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