Go to the Wonderful Day's
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目を覚ますと。
俺の腹に腕をまわし、脇腹に顔をうずめて眠ってる淳平が視界に入った。
寝る時は真隣りにいるのに、朝起きるとほとんどこの状態。
ベッドが広くて良かったよ、まったく。
俺は、脇腹をくすぐるように触れている淳平の癖のない真っ直ぐな髪に手を伸ばす。
淳平はホント、キュートな上にセクシーだ。
起きてる時の淳平は悪態つくし素直じゃないし、俺を苛つかせるコトを平気でしたり言ったりする。
でも、言い合いになるとすぐに負けちゃう淳平は可愛い。
なのに、
こんなに可愛い中身からは想像も出来ないくらいにセクシーな顔と体から、フェロモンを惜しげもなく振りまいている。
相変わらず女にまでフェロモン振りまくんだから。ホント、殺してやりたいくらいだよ。
最初に俺が淳平に望んでたのは、体で堕として体で堕とされるコト。
誰を抱いても満たされなかった性欲。
そんな俺は、肉体的満足とほんの少しの精神的満足が得られればいいと思って近づいたんだから。
実際は両方。
思ってた以上に満たされ過ぎてる。
体が堕ちるのと心が堕ちるのとはそんなに時間に差がなかった。
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