『鶯』と呼ばれた日から… 弐
[弟の役目](1/10)
*飛龍





「くそっ!一体どこからこんなに湧いて出て来る!!」







月の国は大混乱していた。





1日経った今でも敵は溢れかえっていた。







「知らぬ、口より手を動かさぬか。あの女この礼は死んだ月の者の恨みと共に返そうぞ。」








かぐや姫は怒り狂い太刀を振り回していた。






「それよりも飛龍、兄を放っておいてよいのか?」







兄様





気配が全て消えてしまったが無事だろうか。









嫌な予感がする。









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