『鶯』と呼ばれた日から… 弐
[敵](1/12)
*天遊




眠ってしまった鶯の頭を撫でていたら僕まで眠ってしまいそう。








だけど眠っている暇はないみたい。







「久々の我が家はどう?」






僕の敵が近くに来てしまったから。






「妾に気安く話しかけるでない、このろくでなしが。」





酷い言い様だなぁ。





「あの墓に帰らないならもっと痛い目見るよ?僕は今機嫌がいいから見逃してあげる。」







背中向けちゃってるからなぁ。






何かされるかな。





まぁいいか、鶯さえ守れたら。


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