『鶯』と呼ばれた日から… 弐
[猫に騙される](1/10)
*天遊





鶯がお茶を淹れてくれた。






朝からどこへ行ったかと思ったらかぐや姫にお茶の淹れ方を教えてもらったんだって。




それも、僕のために。





僕は本当に浮かれたよ。





顔には出さなかったけど本当に嬉しかったから鶯をぎゅっと抱きしめた。




「ねぇ、天遊。お茶冷めちゃうよ?早く飲んで?」





そのお茶に毒が入っているなんて思いもしない。






想像もしなかった。







「うん、ちゃんと飲むからもう少し。」
















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