『鶯』と呼ばれた日から… 弐
[機嫌](1/7)
*天遊
一仕事終えて部屋に帰ると僕の猫は不機嫌だった。
まだ怒ってるの?
困った猫だなぁ。
「鶯の神様が帰って来たよ。」
すり寄って来なくていいの?僕は寂しいよ?
そんなにこっちを向いてくれないなんて。
「お帰り。」
それだけ?
どんな態度を取られたって糸なんかつけてあげない。
僕は鶯が
1
秒でも長く生きる方が大切なんだから。
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