何でも短編小説屋
[古時計](1/2)


*古時計

「大きなのっぽの古時計」という歌は
おじいさんの生涯を見送った

私にもそんな時計があった
正確には
私のおばあちゃんにも
そんな時計があった

我が家自慢の大きな古時計

「おばあちゃんの子供の頃からあったのよ」

母から聞いたとき
「大きなのっぽの古時計」は
私のお気に入りで
私のおばあちゃんの歌になった




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