ダイジナコト

 
宣言 ( 1 / 11 ) 

 


 
西島said:

千晃と真司郎から遅れること数分後。
俺と宇野ちゃんも無事に教室に到着。
今日は昨日とうって変わって、女の子に声をかけられることはあまりなかった。
まぁ、視線はたくさん感じたけどww
それと、男子の宇野ちゃんへの視線もね(笑)
やっぱり宇野ちゃんモテんだな。
こりゃあ、ライバル多いな。
ぜってぇー負けないけどな!!


俺らが教室に入ろうとしたら、入口際に千晃と真司郎の姿が。
ん?
なんかあったのか?
すき間から奥の方を見ると、2人の目の前にはたくさんの女の子たちが。
あちゃーーー(;゜0゜)
今日は女の子たちが真司郎に集中しちまったのか!
中学ん時もこういうことがよくあった。
今日は俺、その次の日は真司郎とかな。
助かったーと思って、宇野ちゃんの手を引いてすき間から教室に入ろうとしたら、真司郎の声が聞こえてきた。


與「朝からみんなに集まってもらったんは、みんなに大事な報告があるからや。」

え?
この人だかりは真司郎が集めたからなのか?
おいおい(゚o゚;;
千晃いんのに何やってんだよ!

真司郎は続けた。
與「様子見て気付いた奴もおるかもしれんけど、俺昨日から千晃と付き合ってんねん。
俺が昨日告った。
ずっと千晃が好きやってん。

ほんでな、俺が千晃と付き合ってるってことはどういうことか分かるよな?
もうこういうのやめてほしいねん!
俺のファンとか言うんは勝手やけど、こうやって追っかけみたいなんはやめてほしい。
千晃が不安がるから。
それに、俺は女は千晃しか興味ないねん。
友達として女と仲良くはできるけど、俺のこと顔でしか見てないような奴らとは、はっきり言って俺にはいらん。
やから、俺や千晃のこと困らせるようなことは絶対にせんでほしい。

あと、これだけは何が何でも言うとくで。
千晃になんかしたり、傷付けたりしたら、たとえ女でも俺は許さんからな!!
容赦せーへんから。

ほな、わざわざ朝から集まってくれてありがとう。
これで話終わったから、もうみんな行ってええで。」

そう言い終わると、真司郎は納得した顔をして、千晃の手を引いて、女の子たちの間を堂々と歩いて席に向かって行った。



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