夢の生活
[可愛い母](1/2)
俺の名前は九条豹真、年齢は21歳。社会人三年目で、母美和41歳と二人暮らしだ。今から四年前に母は父と離婚した。暴力に耐えきれずに。
俺は、九条豹吾、21歳になる。
高校を卒業して、イベント会社に勤めて三年。
今は41歳の母美和と、二人暮らし。
俺が高3の夏、父の暴力に耐えきれず、母美和は、夏休み中母の実家に、逃げようと、俺に言った。
三年に及ぶ父の暴力に、頭にきていた俺は、母に従い、逃げた。
夏休みが終わり、父の妹の仲介で、離婚が成立した。
俺は、進学を諦め就職した。
今家計は、俺が支えている。
母は高校を卒業し、半年で上司だった父と結婚して、二十歳で俺を産んだ。
その後専業主婦をしていた。
小さい頃は家族仲よかったが、父が課長になったらしい頃、午前様が多くなり、飲んで暴力をふるうようになった。
日増しにエスカレートして、母は決断した。
母は優しく可愛い顔立ちで、20代半ばで通るくらいだ。
身長は163と比較的高いが、やせ形で太ももはむっちりだった。
父と別れ、二人で暮らすようになり、今は俺に無邪気に甘えるように、なっている。
俺は、そんな母が可愛いと思い始めた。
もってはならない感情を抱きつつあった。
思いを隠しつつ、仕事に励む毎日だ。
今日も七時半頃帰宅し、呼び鈴を鳴らす。
玄関に母が迎える。
鍵を持ってるが、わざと俺は迎えを受ける。
母は何時も俺に聞く。
「御飯先、お風呂先」
「今日は汗かいたから、先シャワー浴びるよ」
「うんわかった。タイミング見て、用意しておくね」
とニコッと笑う。
その笑顔がたまらなく可愛い。
思わず抱き締めたくなってしまう。
髪型のポニーテールが、可愛さをさらに増してると思う。
母は何時も、俺が帰るまで食べずに待ち、一緒に食べるのが日課だ。
ごくまれに帰宅が、九時や十時になっても、待っている。
「食べててもよかったのに」
と俺が言うと、きまって母は言う。
「だって一緒に食べたいんだもん」
と言う。
俺たちは食事を食べ終えた。
今日はハンバーグで、俺の好きな料理だ。
母は食器を洗い始める。
俺は居間にテレビをつけた。
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