裏表依存症
大津≡金沢 03
大津 洋輝の煩悩 《完》 (1/20)



僕は恵まれてる事にゲイ好みの顔立ちとか雰囲気をしているようで、男の人には事欠かなかった。

基本はハニーと一緒だったけどたまに他の男の人にちょっかい出したりして遊んでた。
ハニーは女にも手ぇ出してたみたいだけど、僕には信じられないことだ。
ハニーが女を抱く事もすごく嫌だ。
想像するだけで気が狂いそうになる。

前にも少し話したけど僕は老若なく女を半ば軽蔑した目で見ていた。

それは姉と妹との生活から沸いて出てきた汚い感情だった。
一言で言えば彼女達は僕を人体実験してた。
しかも姉妹はそれを親の目を欺いて至極狡猾にやりおおせてた。


ある日姉はどこから仕入れたのかAVを僕を椅子にくくり付けて無理矢理見せて下半身の反応を楽しんだ。
妹は姉に入れ知恵されて自分の友達に僕を襲わせた。
それを姉が高校1年になるまでされていた。
僕にしていた事を高校生になって他人へするようになったり、実戦へと移っていった。
妹は小学生の身で彼氏がいたので僕からはとっくに卒業していた。

僕は使い古しのボロ雑巾だ。

この姉妹が精神病患者だろうが、幼さ故の残酷な遊びだろうが女はこうゆう事ができる生き物なんだと思って、それから軽蔑するようになった。


だからその体験と気持ちをハニーにぶちまけたらその後は男の人としかしてないみたいだった。
自己申告だから不確かだけどハニーを信じてるからそれは納得するようにしている。

でもそんな僕が専門学校からの仲良しグループにいる、久里浜和志君の女友達にひっかかっていた。

ひっかかっていたってゆうのは…なんか気になるってゆうか、もっとこの人と話したいって気持ちなんだけど…

…なんだろう。

久里浜和志君の事は入学当時から気になってて、今でもものに出来てないんだけどいつか絶対一晩を共にするんだ!
背も高いし、物憂そうな雰囲気で、顔も肌もキレイで落ち着いて少しかすれた声もすごく魅力的な男の子だ。

その久里浜君が専門学生の当時の飲み会に、友達だと言う蒲田優里子さんと言う女を連れてきた事があった。





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