裏表依存症
久里浜糟ヒ部 02
久里浜 和志の始まり 《完》 (1/7)
俺は中小企業に勤めるごく普通の社会人2年目の男だ。
…ごく普通かは微妙だが
今、好きな人は男。
たまぁに女も好きになる。
この前その現在好きな人とすごい事があったので報告しよう。
年はよく分からんが、たぶん俺より一回りくらい上の先輩なんだけど…
和志「お疲れ様です。今日空いてますか??」
先輩「今日は大丈夫ですよ。すみません、最近さぼってしまいまして…」
和志「いやいや!了解しました!んじゃいつも とこ先行ってますゞ」
先輩「わかりました。私もすぐ向いますね。」
先輩は上司部下に関わらず誰にでも丁寧な口調だ。
それがまた癒される。
定時間日はだいたい愚痴を聞いてもらいに飲みに行く。
最近は先輩が忙しくて今日は久々の飲みだ♪
店に着いて1杯目のビールが無くなる頃先輩が来た。
今日は割合混んでいて円卓の横並びの席に通されたので先輩は隣りにくる。
和志「お疲れっす。生でいいすか??」
先輩「今日はウィスキーのロックにします。」
和志「了解ゞ」
…先輩がウィスキーのロックをかけつけ1杯で頼むのは2回目だ。
先輩も愚痴を吐くと確信した。
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