それぞれの恋
[反省してます。](1/7)
「昨日…高橋と遊んだんだってな」
いきなり、そんな言葉を言われたから何かと思った。
「あー、高橋くんね。一緒に食事しただけだよ。」
「ふーん…」
「え、疑ってるの?高橋くんは、ただの友達だから安心してよ」
そんなことを言っても、
相槌さえもうってくれなくなった
「怒ってる…?」
伺うように顔を覗いてみても
笑いかけてもくれない。
怒ってるじゃん…。
嘘ついてないのに…。
心配するようなことなんて、
何もしてないのに…。
私が足を止めても、
すぐには止まってくれなかった。
少しして、
気付いた彼はゆっくり振り返ったけど。
何も言ってはくれなかった。
素直に謝れないから…
「っ!…なに?」
駆け寄って、キスしても
冷めた反応。
「…ごめんねって気持ち」
「曖昧すぎて、わかんない」
ねぇ、このまんま私のこと嫌いになったりしないでね?
他の子に乗り換えたりしてないで…。
お願い。
私の隣にいてほしい…。
大好きだから。
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