世界の裏とシンメトリー
[もう一つの世界](1/15)
チュンチュン...
「んあ?もう朝かよ...」
ガシャガシャと音を立てて工具を片づける
「全然エンジンかかんねぇよ、ちくしょう。」
桐山 龍は自宅のガレージで単車をいじっていた
(こりゃ新しいの調達するしかねぇか..)
油で汚れた軍手を脱ぎ捨て、外にでた
「ふぅ...じゃあ行くか。」
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