ゼロ
[1でもなく](1/7)
これを恋と呼ぶにはあまりにも大袈裟だった
そのひたむきさに尊敬もしていし、
かっこいいとも思った
でも私は自分から声をかけることも出来なかったし
見ているだけで良かった
それに君はいい人だから
ただ幸せになって欲しかった
だから君がとても綺麗な生徒会の先輩と付き合ったって知った時は
報われてよかったって思ったはずなのに
「りほさ、そろそろ認めな?そして諦めな?」
「やだ、そもそも始まってすらない感情を諦めるとかなくない?」
「ヤダって言ってんじゃん自分で」
私、秋野里穂は同じクラスの男子への気持ちを整理出来ていなかった
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