きみのジャスミン
[ふとんふたり](1/3)
俺たちは服を着て、脱衣所を出た。
正直、下半身、このままはきついな…
トイレにでもいって…
そう考えていると…
「かずま…大丈夫?」
そう言ってセリカは俺の手を掴んだ。
「ん?俺は大丈夫だよ。」
全然大丈夫じゃないけど…
セリカには心配かけたくないし…
そのまま手を繋いだまま部屋へ戻った。
セリカの長い髪を乾かし、
落ち着いたところで、
セリカが突然、
「ちょっと…ここで待ってて…すぐ戻ってくる…から…」
あぁと返事をすると部屋を出ていった。
セリカが自分から部屋を出ていった…
これはすごい事なのでは?
普通に喋れるようになってきたし…
ちょっと、嬉しい…
しかも、風呂場から名前読んでくれるようになったし…
風呂場…
あぁぁぁ、どうしよう、俺の下半身!!
…
まだ、セリカ帰ってこないかな?
今のうちに処理を…
ズボンから出し…
触る…
…これってどうやるんだっけ!?
今まで、あまりこうなること無かったから…
どうやればいいのか、分からない…
情けない…
そうしているうちに廊下から足音が聞こえてきて、
やばい帰ってくると思い、突先に敷いておいた布団の中に入った。
─ガチャ
扉が開き、
「かずま…?寝ちゃった?」
「………」
いいや、このまま寝た振りしておこう。
「寝ちゃった…のか…」
そう言って、セリカは部屋の電気を消した。
そして、セリカは自分の布団に…
あれ?違う…
俺の布団に入ってきたぁぁぁ。
どうしてだ?
なんでだ?
そう、考えていると、
まだ、ズボンから出したままになっていた俺のを触り始めた。
えっ?えっ?
どういうことだ?
というか、触り方上手い…
気持ち良くなってきた…
どうしよう…俺まだ寝た振り状態…
起きる?それとも、このまま?
どうする俺?
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