きみのジャスミン
[ふろふたり](1/6)

俺達は今、風呂場に向かおうと部屋を出たが…

部屋を出てすぐ、セリカの歩き方が変だった。

もしかして…

「先、トイレ行っておくか?」

と言うと、珍しく間がなく、頷いた。

セリカはトイレへ行った。

「…わかりやすいやつ」

待っている間、一樹が向かってきた。

「お前、何してるんだ?」

「これから風呂いこうと思って…」

「何?何日も経ってるのに場所分からなくなったのか?」

一樹はバカにした感じで言ってきた。

「ちげーよ。あいつを待ってるんだよ!」

「アイツ?」

そう話していると、セリカがトイレから出てきた。

それをみた一樹は

「マジか………お前すげーじゃん。」

俺もビックリだったしな。
引きこもりのセリカが部屋から出て、しかも俺と風呂に行くなんて。

「ま、がんばれよ!」

なんか、応援された。

「あぁ」

と、返事をすると一樹は

「あと、ひとつ。」

「何?」

一樹はコソッと話した。

「アイツ、脱ぐとスゲーから」

脱ぐとすごい?

どういうことだ?と考えている間に、
一樹は「じゃっ」と言って去っていった。

セリカは頭に"?"を付けていたが、
「なんでもねーよ」と言って風呂場へ向かった。




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