黒歴史は白の中
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《 03 》
「「かんぱーい!!!」」
カチン
カチン
四方八方からグラスがぶつかる音が響く。
別に望んでは無いけど、俺たちの歓迎会が始まった。
色んな部署が集まってバカでかい居酒屋をほぼ貸切みたいな感じでうるさいぐらいに騒がしい。
俺たちは営業部で座らせて貰って、目の前に並べられた飯や飲み物をお金を気にせず食べる。
昨日は飯もまともに食べないまま朝を迎えて。
朝飯も食べる時間もないぐらいバタバタして。
昼ごはんしか食べてなかったからまじで腹減った。
唐揚げから刺身から手当り次第食べていく。
「菅原さんってよく食べますよね」
白「…げほ、ほうですか?」
「食堂でもいつも大盛り食べてません?」
「あ、確かに。2人前食べたりするよね」
白「あー…集中とかすると腹減っちゃうタイプなんですよね」
「なのに細いですよね〜いいなぁ〜太らない体質なんだぁ」
「私食べたら食べた分太っちゃう」
「わかる〜」
「俺ももう歳だから体が言うことを聞かなくて…」
「メタボだ。メタボ」
「こら!そんな事言うんじゃありません!」
白「……」
めんどくさい女はいるけど、営業部は営業部で仲はいいよな。
同期の2人と話してても楽しいし。
陽「がぁくん!!がぁくん!!がぁぁくぅぅん!」
我「はいはい。落ち着いて」
秋「良いですか?我妻さんも確かに癒しかもしれませんが!今では俺が一番の癒しポジに居るんですからね?!」
我「あはは(笑)でも私、陽葵お風呂入れれるよ?」
秋「が!!!……んばれば、俺だって」
「頑張んな頑張んな(笑)」
陽「飲もう?飲もう?飲もう?ねぇ、飲もう?」
我「飲ましたな(笑)」
秋「一気してましたね。あ、俺は止めましたからね?!」
相変わらず営業事務の所は騒がしい。
あの人たちはなんであんなにも仲良いんだろうか。
仕事中にぎゃいのぎゃいの騒いでても誰も怒らないし、隣の営業部もふつーに仕事してるし。
前の会社ではちょっと話してるだけでも怒号が飛ぶところだったから、まぁまぁ、いい会社ではあるのかな、と。
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