黒歴史は白の中
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《 02 》
「う…ぅぅ…」
白「……ふぅ〜」
毎夜毎夜。
バカみてぇに聞こえてくる押し殺した様な泣き声。
聞き覚えのあるはずの声が、聞いた事もない泣き声を発する。
その違和感に未だに慣れない。
灰皿に灰を落として、また口に運ぶ。
一気に煙を吸い込んで、肺に回してまた吐き出す。
白い煙が部屋中に舞っては消えていく。
それでも隣から聞こえてくる声は消えない。
本当に毎夜毎夜。
寝てんのか起きてんのか知らねぇけど。
こんなの、聞かされるこっちの身にもなってみろ。
男の名前を呼ぶ泣き声なんて、誰が聞きてぇんだよ。
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