黒歴史は白の中
[02](1/18)





《 02 》







「う…ぅぅ…」


白「……ふぅ〜」







毎夜毎夜。

バカみてぇに聞こえてくる押し殺した様な泣き声。

聞き覚えのあるはずの声が、聞いた事もない泣き声を発する。

その違和感に未だに慣れない。






灰皿に灰を落として、また口に運ぶ。

一気に煙を吸い込んで、肺に回してまた吐き出す。

白い煙が部屋中に舞っては消えていく。





それでも隣から聞こえてくる声は消えない。

本当に毎夜毎夜。

寝てんのか起きてんのか知らねぇけど。

こんなの、聞かされるこっちの身にもなってみろ。










男の名前を呼ぶ泣き声なんて、誰が聞きてぇんだよ。
















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