Fate/Last hope
[破戒すべき全ての符](1/10)

次の朝、起きてみると爺ちゃんの姿は無く、置き手紙にまた旅に出ると一言書いてあった

「.......」
「あら...どうしたの?」

後ろからジャンヌが声をかけてくる

「いや、なんでもn」
「?何です?」
「服着てよ!何度も言うけどさ!」
「いいじゃないですか、減るもんじゃないのですから」
「減るから!俺の精神力ゴリゴリ削れてるから!」

こんな感じで朝を迎える、丁度学校の方か長期休みなので家にいる
そこから落ち着き、リビングでまったりしていると

「そう言えば......」

ジャンヌが話しかけてくる

「何?」
「貴方女装、似合いそうよね?」
「へ?」
「アルバムに載ってたあの女の子、まさか.......」
「俺なわけないじゃん、何を根拠に」
「あ、下に名前が」
「やめろォ!」

見つかってしまった、小学生の頃のアルバムが、あの頃劇で丁度女子が足りなくなり何となくで選ばれたのが俺だった、その時に取られた写真....まだ両親が生きてた時の写真

「へー......中々可愛い.......」
「もうやめて......」
「........................」
「な、何?」

凄いニヤケ顔でこちらを見ている、この流れ、間違いなくあれだ

「女装してみて」
「絶対に嫌!」
「いいじゃない、髪も丁度長いし」
「伸びてるのは切りに行く時間が無いからです!」
「それに下着も服もあるし」
「絶対に着ないからね!」

ちなみに佐奈はと言うと丁度良い寮が見つかったためそちらに移り住んだ、まあ気楽でいいが

「往生際が悪いわねー」
「嫌だ!絶対嫌ってジャンヌ何を!?」

いきなり両腕を捕まれソファーに押し倒される

「アンタと私じゃ力の差があるのよ」
「ちょ、ジャンヌやめっ」

解けない、更に力を込められる、男だそ俺

「いい加減に...しないと!」
「しないと何?」
「追いだムグッ!」

塞がれた、それも口で
その状態が数十秒続き

「.......っは、こんなものかしら」
「はぁ.......はぁ......」

力が入らない、頭が真っ白になってる

「さて、それじゃあ始めますよ」
「や、やめっ」

...........それから30分後........

「これは.......何です?」
「泣くよ?こんな事しといて何ですは無いでしょ」
「いや......その.....あまりにも......」

ウズウズしてる、何?

「可愛い!」
「え?うわっ!」

勢いよく抱きつかれる、こんなことする娘だっけ?

「ちょ」
「あ、すいません取り乱しました.....」

それでも離れる気配無し
そしてこれまた数分後

「その格好で外に出てはいけませんよ」
「出ないよ」

脱ぎたくても脱がせてもらえず、小一時間そのままジャンヌの目の保養として座ってた



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