一通の想い
∞[始まり](1/2)




ワーワー、ガヤガヤ…


――うるさいなぁ…


キュッキュッ!


「有姫(ユキ)ッパス!」


――…この距離だったら入るかな?


シュッ……ピーッ…ガコン!



「今日はここまでっ!」



『ありがとうございました!』



―――――――――――


「有姫〜ナイスシュートだったじゃん☆しかもブザービート!」



「そっそんなことないよ…まぐれだし、」


テンションが高いこれ(ものじゃありませんッ!)は僕の親友の亜梨沙(アリサ)。通称亜梨、



今調度バスケの練習が終わった所…と言っても小学生のクラブチームだからそんなに良い場所は使えないしいっつも町民体育館の半面を使った簡単な練習ばっか。



「あっ!見てみて洸稀(コウキ)だょ♪ん〜カッコイイ//」



いや、見てみてって言われたって誰かわかんないよ;あんたと学校違うんだから…ていうか僕等かいつも半面しか使えないのはその飛行機?とかいう奴らがいるドッジボールのクラブチームと練習日が重なるため…僕にとっては敵だ!うん、しかもボス並のね。



「そうだね〜、じゃっ僕は帰るね♪バイバーイ!」


「うんっ♪じゃあうちはもう少し洸稀を見てから帰るねェ〜、バイバイ!」


あれが恋する乙女って言うのか……わかりやすッ!





これが僕が初めて君(コウキ)の名前を知った日だった




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