空色郵便

4章-1. ( 1 / 1 ) 



 ―ポッ、ポッ…ザ―…!!

「…うわッ,マジかよ!?」

いつもの様に授業を終えた午後に,彼―槙原竹人はそう叫んだ。

そして学校の昇降口で,鞄に入れてある筈の傘を慌てて探した…が,無かった。

* *

「色んな意味で…ツイてね―!ッたく,見たいテレビも有るし,ゲームだってやりてーのに,何で今日に限って…!」

長々と独り言を言いつつも,仕方無く雨の中を走り始めると,数メートル程行ったところで,彼は誰かにぶつかりかけた。

「…ッ!」

「あ,すいません!大丈夫ッスか?」

そう言って,足に急ブレーキをかけつつ立ち止まり,槙原はふと前を向いた。

…すると,其処に居たのは同じ高校の1年生女子だった。

「えっと…私こそすみませんでした,先輩!」

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