そばにいてね
[そばにいてね 4.](1/16)
そばにいてね4.



side


目を瞑ったまま感じる匂い

目を開けると瞳に映る白い肌

その頬を撫でると

薄っすら開いた瞼


その瞳が俺を捉えた

赤「ん……隆弘おはよ」

橙「はよ



そういって抱きしめて

再び夢に戻ろうとした瞬間



赤「……や、や、やばいっ!遅刻!隆弘はやく!」



そう叫んだ後、

千晃は布団から飛び出してっいった



やばいのは千晃だけであって

俺は特に準備することないから

もっかい布団に潜った



しばらくすると、千晃が戻ってきて再び叫び声



赤「やばい。やばい。やばいっ!!初日から遅刻なんて絶対ダメ!」



布団から、顔を出して覗くと

千晃が何のお構いもなしに制服に着替え始める



今日から千晃と揃って新しい学校に転入する



千晃のキレイな背中を見つめながら願うのは

平和な毎日



そう俺たちは血が繋がらない兄妹



新しい生活は始まるけれど

どうか千晃との平和な毎日が守られますように




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