セイヴィアーA Legend of the Twilight Princess.
[古代の機械神編 【接触】](1/13)


【接触】

「ふー、地球ってのは、すげーな。情報操作にこんなに時間が掛かるとは思わなかったぞ」

「まだ、完璧じゃない。“結城愛”という女が例の現場を目撃しているようだ」

タブレット端末を操作しながら、二人の男が話し合っている。

二人がいるのは、とある学生寮の一室。

空き家となっていた所にこっそり居を構えていたのだ。

「あの天使になった男…、真静玲というらしいな…」

「んー…男にはキョーミなーし。それよりそのアイちゃんって子可愛いのか?写真ある?」

「全く…任務に私情を挟むなといつも…ん?!」

タブレット端末を操作していた男の一人が、表情を険しくする。

「これは…?!」

「なになに?どーした?写真あったのか?」

「マズイぞ…この女…真静玲と今まさに接触している所だ!これ以上何か勘付かれると、記憶操作でどうにかなるレベルではなくなる…」

男はタブレット端末の電源を切り、壁に掛けてあったコートを羽織る。

「おい、早く支度しろ。この女に何とか接触して、真静玲がボロを出す前に、記憶を操作する」

「お、その女の子に会いに行くのか?へへへー楽しみだなぁ。どんな可愛こちゃんなのかなー」

微妙にズレている二人が夜の街に繰り出す。

























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