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僕はベッドの上で目を覚ます。
そこは保健室のベッドではなく、自分の部屋のベッドだった。
起き上がって周囲を見回す。
プリントが散乱し、勉強どころではなくなっている勉強机。
棚に並んだ、あまり売れていないマイナーバンドのCDと数々の漫画本。
クローゼットから出したまま角に積み上げられている衣服。
そして母親が勝手に置いて行った芳香剤の匂い。
紛れもなく、僕の部屋だ。
けれどそれはおかしいことだった。
僕はさっきまで保健室にいたはずだ。
そして、そこで親友に……。
思い出そうとすると、頭が痛む。寝起きのせいか、記憶が曖昧だ。
あれから僕はどうなったのだろう。