空と風船

[エピソード2](1/2)

私に暗い自分ができたきっかけ。
それは、いつのことだっただろうか。
ずっとずっと前のこと。

私には、とても仲の良かった親友がいた。けれど、そう思っていたのは私だけだったようで、いつも通り一緒にご飯を食べていた。すると彼女が突然、

「私、あんたのこと大っ嫌い。
見てるだけで吐きそうなくらいにね。
もう話しかけないで。じゃあね。」

と言って去っていってしまった。

その時から、私のなにかが狂っていった。

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