アピール
]X 無気力 (1/5)





私がこのゲームを始めた時は50人だった。


今…この会場には死んだように生きてる人が20人―……。


2日もたたないうちに30人の命が奪われた…


罰ゲーム


その言葉と共に。


私は昔から、人前が苦手で……人前を避けて…地味に地味に…生きてきた。


このゲームに参加するまでは…。


今はもぅ人前で叫ぶ事も、泣く事も、恥ずかしくない。


でも


何も嬉しくない…

『アピールをしなきゃ!!』


昔、誰かに言われた気がする。


アピール
アピール
アピール
アピール―――………


アピール
アピール
アピール――――………


私に出来ることは


もぅ………なにもない


ガシャン


スクリーンに何か映し出された。


私はそれを死んだように見ていた…


次の


ゲームは


最後かも……しれない。


103
マエ/ウシロ
ハサム

/317 p


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