アピール

Ⅹ　結果発表　(1/6)

巨大スクリーンに、レッドチームの画用紙がうつしだされた。

そして………

『ママかいたよ～』
『猫のアイちゃんも！』

子ども達が口々に叫んだ。

大人たちも

『自分達の大切なものを書きました』

『楽しくかきました』

時間がなくて、うまくアピールはできなかった。

でも、レッドチームは笑っていた。

お願い……私達の気持ちとどいて……

私は相変わらず、何も言えなかった……

ササノ『何…あれ？』

『ラクガキだよね？』
『意味わかんない』
『あれが絵なの？』

ブルーチームはみんな、バカにして笑い出した。

ササノ『まぁ…お疲れ様。』

ササノキラ…やっぱり好きにはなれない。

ｼﾈﾊﾞｲｲﾉﾆﾈ

ササノ『……？ナカムラさん、何ないてんの？』

あの人がナカムラさん…

ナカムラさんは、私達の絵をみて、泣いていた……

ササノ『泣くのはやいよ？仕方ないって。』

ナカムラさんは、私達に同情して泣いているの？

何か違う気がする……

女『次はブルーチームのアピールです。よろしくお願いします。』

ｶﾞｼｬﾝ

巨大スクリーンにブルーチームの絵がはりだされた。

50

ﾏｴ/ｳｼﾛ

･ﾊｻﾑ

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