休日が開けて、月曜日。
柄にも無く早くから学校に行って、カバンを置く間もなく職員室へ向かった。
『岡ちゃん!いるー?』
「あぁ?!なんでお前がこんな時間にいるんだ?てか、なんでそんな焦ってんの?」
『そんなのいいから。二宮ちゃんの担任教えて』
あんぐりと口を開けた担任の岡ちゃんにそう言うと、すんなりと教えてくれた。
「二宮って1年の二宮の担任ならこいつだけど」
岡ちゃんが指したのは岡ちゃんの隣の机でパソコンをいじってた気弱そうなメガネ。
指をさされて居心地悪そうにメガネをなおしながらそいつは俺を見た。