日曜日を期待する中、次の日学校に行ってみるも、二宮ちゃんには会えなかった。
サボりぐせのある俺はとりあえずどこにでもいるし、意識して二宮ちゃんを探したのだから、校内で1回も見かけないのは、彼女と話すようになって初めてだった。
皆勤賞なのが自慢だって言ってたんだど、ついに風邪にでもなったのかな?
一般的な考え方で納得して、一日目は特に反応することなく、過ごした。
だけど、それが、二日、三日と増えていくにつれて、何かがおかしいのに気づく。
三日目の木曜日、ようやく俺は二宮ちゃんのクラスへと足を運んだ。
三年生が一年のフロアにいるのが珍しいのか、それとも俺の噂のせいか。とにかく注目をあびた。
好奇心、好意、嫉妬。今までたくさん向けられたことのある感情が俺に降り注ぐ。
そんな中、やっと二宮ちゃんのクラスにたどりつき、扉を開けた。