奴隷物語
“甘い凌辱” 1/32
━━━━━━━━━━━━━━━
梨「祐治さん、あれなんですか?」
祐「ん?ああ、シーサーだよ。沖縄の守り神」
梨「シーサー?」
祐「そう。口を開けてる方が、厄がこないように威嚇していて。閉じてる方が、幸せを逃がさないように護ってるんだよ」
梨「へー!」
あの後、喫茶店を出てぶらぶらしている。
春樹に好きだと言われても、何とも思わない。
びっくりしただけだった。
祐治さんにも聞かれたが、“ビックリしただけ”と答えたら、穏やかな顔をしていた。
祐「梨華、サーターアンダギー食べる?」
梨「何ですか?それ」
祐「沖縄のお菓子だよ」
梨「食べたいです!」
祐「あ、ちんすこうもあるね」
梨「ちんこすう?」
祐「違う!問題発言禁止!」この子はもう!
梨「今、祐治さんがちんk」
祐「ち ん す こ う!」言わせねーよ!
梨「うん?」
祐「はい!サーターアンダギーね!」
梨「頂きます………………」
祐「どうしたの?」
梨「口の中の水分が………」ぱっさぱさ
祐「ああ、あるあるだね」
店「お茶どうぞー!」
梨「ありがとうございます」
- 277 -━━━━━━━━━━━━━━━
≪|≫━━━━━━━━━━━━━━━
栞
━━━━━━━━━━━━━━━
━━━━━━━━━━━━━━━
⇒作品?レビュー
⇒モバスペ?Book?
━━━━━━━━━━━━━━━
編
━━━━━━━━━━━━━━━
戻