声優少女
[10.](1/28)
翌日。
ピピピピピ
ブーッブーッ
ジリリリリ
ピロリロリン
またそれぞれの違うアラームの音で目を覚ました。
ブブブブブ
今度は音が1つ増えていた。
「レント…」
ユウアは盛大にため息をついた。
「なに?ユウア」
「あなたもなのね…」
ユウアはチカチカと光るレントの携帯を見て、再びため息をついた。
「だってぼく、おとがかわるとおきれないから…」
「その言い訳はもう聞き飽きたわ」
ダルそうに頭を抱え、ユウアは起きたばかりの3人を睨んだ。
3人はユウアと目が合うと、サッと逸らし、そそくさと身支度を始めた。
「まったく…
ほら、レントもさっさと準備して」
「うん!」
ユウアとレントは、洗面台へと向かった。
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