笑顔を忘れた貴方
[想い人](1/1)
晴れて中学一年生になった、私、川崎カナは、恋をしました。私には、友達がいないから日記で報告をする。初めて出会った向日葵の様な彼、荒川優斗が好き。
孤独な私の光となった彼と、今日は、二人きりになれそうだった。何故なら、私と彼は、誰もやらない面倒で仕事の多い委員会役員になったから、その作業で一緒になるわけで、今日は、少し浮かれている私がいる。
だけど、不安が一つある。 私はクラスで孤立していて、いつも女子のターゲットだったから。それに加えて、想い人の彼は、優しい、それでいて、端正な顔立ちに、秀才でスポーツマン。クラスに一人はいるであろう人気者。
彼に気に入られたり、近寄るなんて論外。地雷を自ら踏む人はいないわけで、彼は、荒川優斗はいつまでも想い人。
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