纏われの薬指
[〈 16 〉: …してます。](2/15)
飲み会当日、化粧を直して優希とともに居酒屋に入ると、思いもしない顔があった。
優希も私と同じ気持ちだったのか、待田の耳を掴んで個室から引っ張り出した。
「いたたたたたたた!痛い!!!!!」
一旦店を出ると、待田に向かって優希が吠える。
「何であの子たちがいんの!?」
「……スミマセン…」
私も優希も驚いた、“あの子たち”。
巨乳ちゃんズが、当たり前のような顔をして座っていたのだ。
「盗み聞きされました…」
「ま〜〜〜〜ち〜〜〜〜だ〜〜〜〜」
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