カワイイあの子の裏の顔
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鈴と2人ではしゃいでいると、後ろから輝くんの声がした。
ぱっと振り返ると、田崎くんと一緒にいる。
「鈴ちゃん彼氏さんのお迎えでっせ〜」
「一ノ瀬くん何そのノリ……」
「あら〜?
鈴さん照れてますやん〜」
「ヒナコまで?!」
たじたじに照れながらも、鈴は田崎くんの隣にいく。
自然と輝くんと隣に並び、ニヤニヤしながら鈴と田崎くんを見つめた。
「2人のジャマはできませんなぁ輝くん」
「そやなヒナコさん〜」
そういうと、田崎くんは苦笑しながら鈴の手をとり、ありがとう、と言って歩き始める。
鈴はものすごく顔を真っ赤に染めて、小さくあたしに手を振って田崎くんと先に帰っていった。
「…………輝くん、」
「ん?」
「さっき、鈴にカミングアウトして、女子に悪口言われて大丈夫?て聞かれて思ったんだけどさ、」
「ん?」
輝くんは、あたしの顔をのぞきこんでくる。
「悪口いう女子眼中にないし、もはやあたしの裏はなくなったし
自分のこと言えてスカッとした
何より鈴がいてくれて、今も友達でいられて、本当に良かった」
そうやって笑っていうと、輝くんは安心したように笑みをこぼし、あたしの髪の毛をぐしゃぐしゃにしてきた。
「お腹すかない?
何か食べ行こうぜ」
「行く!行きたい!
ラーメンとかは?」
「可愛げねーなー
けどめっちゃ食べたい」
「可愛げ求めないでください〜
早く行きましょ輝くん」
「おー行きますか」
カワイイあの子の裏の顔、
それを受け止めてくれた
大切な友達の話。
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