カワイイあの子の裏の顔
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「ヒナコ〜
早く行こ行こっ!」
マナ達に呼ばれる。
けど、輝くんに会わなきゃ。
どんな嘘をつく?
いつも通り笑って誤魔化さなきゃ。
「ごめんね!
ちょっと調子悪いから治るまで部屋にいるね」
「え?大丈夫?
一日中外にいた疲れでた?」
「かもしれない……
みんなで楽しんできてね!
写真とか、待ってる!」
嘘に合わせた顔をして言うとすぐに信じてくれて、3人は男子のところへ行った。
…………よし、もういいかな。
マナ達の姿がないことを確認して、指定されたロビーまでゆっくり歩いていく。
怖い
胸が、ドキドキする
輝くんにひどい事を言ってしまったら
八つ当たりしたら
…………ものすごく、怖い
ロビーに恐る恐る行くと、もう輝くんが待っていた。
椅子に腰掛けて、外を眺めてる後ろ姿が目に入る。
「輝、くん………………」
「……………………」
久しぶりに、輝くんの名前を呼んで、こちらに振り向いてくる。
いつも笑いかけてくれてた輝くんを忘れているせいか、
久しぶりにちゃんと見る輝くんの顔は、どこか大人びていた。
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