.第七章 奇妙な正装と屋敷のルール 1/11
次の日の朝。
部屋をノックする音で目が覚めた。
「石原さん……朝食のお時間です。」
そう呼んでいるのは、優の声だ。
「あ……はい。すぐに着替えますっ。」
僕はあわてて服を着替えた。
「じゃあ、ここでお待ちしています。」
恥ずかしそうな声で優が答える。
さっと着替えを済ませて戸を開けると、そこには水着姿の優が立っていた。
「え?なんで……」
あまりに意外な格好に、僕は思わず驚いてそれを声にしてしまった。
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