本日は性転ナリ。
[4.決めたっ。](1/1)
病院の帰り道。
俺は悩んでいた。
『瑠衣…』
「あーー!!メンドクセーっ!!わかった分かったわ!!もういい!!俺は1度ハゲ散らかしたんだ!!覚悟は出来てる!!女の方が全然マシだ!!
仕方ねぇ!!莉結!!服貸してくれ!」
『は…はぁ?!ハゲ?覚悟?……んまぁわかったわ♪この莉結ちゃんに任せなさいっ♪』
…という事で莉結の部屋へGO!!
……えっと…このかなりゆとりのある胸元はどうすれば?
『あ…えっと、あは♪こっちにする?』
「冬にタンクトップはねぇだろ…」
『じゃぁこっち?』
「み…水着!!?バババカやろっ!!!」
『じゃぁ….』
「猫の着ぐるみはやめろっ!!!」
ってかなんで着ぐるみが?!?!
「お前真面目にやる気あんのか?なんか楽しんでない?」
『んっへぇー♪全然楽しんでないよぉ♪』
…それ、楽しんでますよ。
「もう!恥ずかしいばっかで何にも進まねぇよ!」
『しょーがないでしょ?瑠衣はおっぱい小さいんだからっ。』
「おおおおおっぱい?!やめろっ!!」
たしかにこれは俺の身体だけど…
恥ずかしすぎるだろ…
よくよく考えれば莉結の洋服試着してるとか"ど変態"じゃんよ!!
『どうしたのぉ?"瑠衣ちゃん♪"』
「やめろぉぉっ!!んもぉー…」
『ほんっと瑠衣ったら可愛いなぁ♪元々美形だったけど…女の子の方が似合ってるんじゃない?へへっ♪』
「バカ言ってんな!!莉結もういい!!服買ってくる!!」
『ふぅーーん。ひとりでぇ?』
そういえば女ってどこで服買ってんだ?!
「くっ…莉結さん…御教授お願いします…」
『よっろしぃー♪さぁ行こぉっ♪瑠衣ちゃん♪笑』
こっのやろぉー…元に戻ったら覚えてろよ…
何処に行くかと思ったが、意外と近所のショッピングモールに連れてこられた。
「すっげえー!!男物の3倍は店の数あるんじゃねーの?」
『チョトー瑠衣!!モト女ノ子ラシク喋ルヨー!!』
「なんで?俺男だし。お前には関係ないだろ。」
『関係アルヨォ!!ワタシタチ ハタカラ ミタラ トモダチヨォ!!』
「さっきっからお前誰だよ!!!!」
「あっ。これ…」
キャメル色のコートが目にとまった。
『オ姉サン チョー似合ットリマスヨ!!』
「んぁ!!だからお前は何のつもりなんだよ?!」
『今日ノ ラッキーアイテム 中国ナンヨ!!文句アルアルカ?』
…お前の中国のイメージとは何なんだ。
やっぱりコイツは馬鹿だ。
結局何件も店を巡り
コートとジーンズ2本、服を3着購入した。
そして何故か莉結からスカートをプレゼントされた…
『折角女の子になったんならスカートくらい履かなきゃダメヨ!!』
「だから語尾オカシィダロ!!…まぁ、色々ありがとな。」
『え?終わりじゃないよぉ?"肝心な物"忘れてるでしょ?』
「肝心な物?…え?何?服はこれで揃ったし…俺は変なオシャレとか全然しなくていいぞ?」
『むふふふふ♪問題デェース♪男の人がつけなくて女の人がつけるものってなぁーんだ?』
「は?いきなりなんだよ。それは…付け爪とかか?」
『ちっがーう!!』
「ケチャップ?」
『それ私じゃん!!』
「カツラとか?」
『なんでカツラじゃいハゲェ!!』
「じゃぁ漬物?」
『"つける"違いかぁーい!!ナゾナゾじゃないわっ!!』
「はいっ!この問題の答えとかけまして、探偵と解きます!」
『え?あ!その心は?』
「付けなきゃ(尾けなきゃ)始まらないっ!ってね!」
『わかっとんかぁーーーい!!!』"バシッ!!"
…という事で俺は"ブラジャー"を買う羽目になってしまったのだが….
続きは次回に。
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