茶髪の天使
[忘れられない気持ち](1/1)
「あーあ、暇だぁ」
一人でさみしいと心に残し
授業が始まった。
「はーい、みなさーん自己紹介
していきましょう」
やけにテンションの高い先生だぁ…
そうして始まった自己紹介
ひとりひとり名前や、誕生日をいっていった
「俺の名前…
剣菱 瑠雅 (けんびしりゅうが)
誕生日はぁ、2月14…」
はっ?
うそやろ?
頭が真っ白になった
「一緒じゃん!」
思わず小さく口ずさんでしまった。
そして、私の番になった
「私の名前は 佐野みうです
誕生日はぁ…
2月14です…」
こういった瞬間、少しビックリした顔がちらっと見えた
思わず赤くして、座ると
1時間目がおわった
「ねぇ!
私、黄桜 かのん♪」
いかにも気が強そうな顔立ち
よろしく…
と愛想笑いした
「私…剣菱瑠雅くんの彼女なん だぁ♪」
リアクションに困った
だからなんやっ!て思ってしまったから
「へー(笑)
え?それだけ?」
ちょっとばかにしながらも聞いてみた
「だから!
私のだから!!」
どうぞ、ごかってに…笑
まじうざかぁ〜
と内心思いながら
「大丈夫だよ♪
とるわけないやろ♪」
ちょっと火がついた
そうしてまた、授業が始まった
「はーい♪」
「今度は、クラスの目標きめる よぉ♪」
「隣のひとと考えてください」
正直、嬉しかった
「よろしくね瑠雅くん」
あれ?反応なし
しかとかい?
「よろしく…」
あービックリした
まじはじめて声かけて
しかとされるとこだっだぁ
「あー、どうする?
クラスの目標」
「なんでもいいよ」
「てか、黄桜ってやつ彼女じゃねぇから」
すごい目力で見られたぁ
やっっばぁ!!
めちゃめちゃかっこ良かった
「そうなんだ(汗)」
「はーい!終わりー♪」
ヤバイさっきのが頭から離れない!
「じゃぁ…みうさんのところ!」
「っはい!えっ、えっ」
あせりがやばかった
「まだ決めてませーん」
と、耳に響く声
横を見ると、
「大丈夫かぁ?」
キャーー♪
心臓ばくばぐ
「ごめん、ありがとう(汗)」
「いいよ 気にすんな」
ちょっとはにかんだ
笑うんだぁ…
ちょっと心がおちついた
と、同時に恋に落ちた
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