大嫌い だけど 大好き
甜へんか](1/2)




春休みに諦めた
もう一人の好きだった人



その人も
一緒の高校だった



ある日
定期演奏会の打ち上げに
行った



高校の定期演奏会は
6月の為
すぐに終わった



その打ち上げは
部活全体ではなくて
好きな人同士で
行ってくる
ってゆう話だった



私は
誰かを誘うわけでもなく
誘われるのを
待っていたが



誰にも誘われない



だから私は
あいつと一緒に
行きたかったから
一緒行ってもいいか
聞いた



そしたら…



「じゃぁ俺帰るよ」



あの
好きだった人が
そう言った



中学生の頃は
もっと優しかった



あんな人じゃなかった



「じゃぁ、いいよ」



そう言って私は帰った



あんな事を言われてまで
行きたいとは思わなかった



学校から駅に向かって
歩いている時



あいつから
電話が来た



「お前
ほんとに行かないのか?」

「あんな事言われてまで
行きたくないよ」

「でも
行きたいんだろ?」

「…うん」

「じゃぁ来いよ」

「えっ…」



私は迷った



でも私は
あいつと一緒に
行きたかったから



「どうするんだよ」

「わかった、行くよ」



結局行くことにした



…………………………



あいつは何で
ウチを呼び戻したん?



全くわからなかった





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