W痴漢


 ★W痴漢 (1/29)




「いたた……」

「真美、大丈夫?」

「うん、なんとか」

 朝の通勤ラッシュ。

 彼氏の透也とともに、真美は座席のない電車の隅のほうに乗っていた。
 壁に押しつけられながらも何とか耐える。

 会社の後輩である透也とは、付き合い始めて半年ほどだ。
 よく透也の家に泊まり、こうして一緒に通勤している。

 二つ年下の透也は、二十四歳。
 少し童顔で中性的な顔立ちをしていて、たまに甘えてくるところが可愛い。

 会社までは四十分ほど。
 満員電車は嫌いだが、一緒に通勤するのは楽しかった。

 いつものように透也と並んで立っていると、真美はスカートの中の太もものあたりに違和感を感じた。

 後ろから、手で太ももの内側を撫でられている。

(まさか、痴漢?)

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し お り
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